お泊りWANKO  [ Perro Dogs Home 預かり日記 ]

登る登る、見る!


わたしは真っ直ぐ歩くより「登る」のが好きです。



道の途中に登るところがあれば、必ず登ってみたいと思っています。
道の途中に普通は登らないところであっても登れそうなところがあれば
登ってみたいと思っています。



登りたいと思ったら、わたしは迷わず登ります。



おばちゃんのことなど一切かまわず、わたしは登ります。



登ったら、登った先の景色が見えます。

わたしは見たことがないものを見てみたいから登るのかもしれません。
わたしは「未知のもの」が好きなのです。



****預かりおばちゃんより****

ぬいちゃんは非常に飽きっぽい子です。
言い換えると、ぬいちゃんは新しもの好きの好奇心いっぱいな子です。

いつも同じ道を歩き、同じ景色を見て、同じ場所にマーキングをしたがり
いつもと違うことが起こると戸惑ってしまうというような変化を好まない犬もいますが
ぬいちゃんはその正反対と言ってもいいくらい変化を好み、マンネリが苦手です。

慣れきったことをする時のつまらなそうな様子と
新しいことをする時の嬉しそうな様子のギャップが傍目にもよくわかるほど大きいです。

ぬいちゃんは顔と全身で表す感情がとても豊かで「嬉しい」とか
「つまんない〜」とか「困ったわぁ」とか「どうでもいいや」というのが
すぐにわかります。
とても面白い子です。

ちなみにこれまで「むかつく!」とか「もう許さん!」というような顔を見せたことはありません。
とても穏やかな子です。


2013年07月28日(日) No.326

ぬいちゃんのシャンプー事情


わたしはとっても偉い子でしたので、スペシャルなご褒美をもらいました。





どんな風に偉かったかというと、シャンプーの時に
暴れずにじっとおとなしくされるがままになっていたという、素晴らしい偉さです。
それで、普段は咥えようとしただけで取り上げられるスリッパをもらえたのです。





わたしは、スリッパほど素敵なおもちゃはないと思っています。
わたしの歯を持ってすれば、ほんの1分ほどで原型をとどめないほど破壊することも可能ですが
わたしはゆっくりじっくり楽しみたい方なので、1日に何度も咥えては、少しずつ齧っています。
わたしは齧ったものを飲みこんだりするようなことはしませんから
その点ではおばちゃんも安心しているようです。

さて、シャンプーについてですが・・・





おばちゃんが「やるぞ!やるぞ!今日こそやるぞ〜!」と気合を入れた割には
シャンプー後のわたしに、さほどの変化はありません。
腿の後ろのもしゃもしゃ毛がちょっと減ったかな?減ってもないかな?という程度です。
あとは背中の黒い毛の輝きが増しているそうですが、わたしには見えないのでわかりません。

シャンプー直後にはプヨプヨだった肉球は・・・





一度のお散歩で、すぐに元通りになりました。
おばちゃんが足裏の毛を切ろうかな?と言っていますが、好きにすればいいと思います。

わたしはひげにも爪にも足裏の毛にも特にこだわりといったものは持っていないので
おばちゃんの好きなように切らせています。やりたいようにすればいいのです。
切っている間は、わたしはボーっとしているだけです。


シャンプーをして女っぷりがますます上がったので
わたしはますますモテモテなのではないかと期待していたのですが
あいにく最近は、朝早くと夜遅くにしかお散歩に行かないので
イケメンワンコさんに出会う機会がありません。
残念です。




****預かりおばちゃんより****

ぬいちゃんはもう、お風呂場で何が起こるか知っているので
おやつなどでつってお風呂場に呼ぶことはできません。
しかし抱き上げて連行し、シャワーでお湯をかけてしまえば、観念してしまいます。
実際には嫌がって地味に動き回ってはいますが、飛んだり跳ねたり叫んだりしないので
ぬいちゃんのシャンプーは比較的楽な方だと思います。

しかし!!

脱衣所でのタオルドライでは、「もちろん」大暴れです。

ぬいちゃんは「ご褒美にスリッパをもらった」などと言っていますが、そうではありません。

ぬいちゃんが暴れることは予測していたので、タオルを大量に用意して
咥えても暴れても次から次にタオルを新しくして拭けばいいと考えていたのですが
ぬいちゃんが想定外に次から次にタオルを咥え、暴れまくって収集がつかなくなったので
しょうがなく脱衣所にあったおばちゃんのスリッパを進呈したのです。
スリッパが大好きなぬいちゃんは、その後はタオルにも、拭いているおばちゃんにも見向きもしませんでした。

スリッパはダメになりましたが、ぬいちゃんとタオルの奪い合いをしながら、
叱りつけながら、押さえつけながらタオルドライをする大変さに比べればお安いものです。
105円のスリッパですし。




2013年07月19日(金) No.325

ぬいちゃんの秘密












2013年07月17日(水) No.324

肝っ玉ぬいちゃん


わたしには怖いものがほとんどありません。
怖いものとして思い当たるものがありません。
この間、遠くで雷が鳴っていましたが、わたしは全然気にしませんでした。
おばちゃんが怒ると、ちょっと怖いかな?そうでもないかな?という程度です。

だからもちろん・・・




掃除機なんてものは屁でもありません。
鼻先に迫ってきても、わたしはぴくりとも動かずに寝続けます。

しかしおばちゃんがドケドケドケィ!とうるさいので・・・




渋々起き上がり、移動します。

おばちゃんにはよくドケドケドケィ!と言われています。
わたしがどこでもすぐに寝るから邪魔になるようです。

わたしは手頃なサイズの中型犬のはずなのに、そんなに邪魔かしら?




キッチンが狭すぎるんじゃないかしら?
わたしをまたいでお料理してもいいのに。


2013年07月13日(土) No.322

抱っこ


こんにちわ〜〜ん♪



さかさまにて失礼いたしました。
さらにおばちゃんの見苦しい脚をお目にかけ、大変申し訳ありませんでした。


わたしは最近しょっちゅうおばちゃんにつかまって
抱っこされたりひっくり返されたりしています。

わたしは、体を押さえつけられるのが好きじゃありません。
いつでものびのび自由でいたいと思っています。
抱っこされたりひっくり返されたりするのは屈辱的な感じもして
わたし的には、そういうことは絶対にNG!でした。

だから初めのうちは、抱っこされると全力で暴れて逃れようとしました。
おばちゃんの顎に思いっきり頭突きをくらわせ、3日間くらい顎の合わせを狂わせたり
腕を振り回して、おばちゃんの体中に見事なみみず腫れをこしらえたりしました。
と言っても、別にわざとやったわけではありません。
必死で逃げようとしているうちに、そんなことになっていただけで
攻撃的になって噛もうとしたことは一度もありません。
逃げようとして暴れただけです。

でもおばちゃんのホールドは強力で、わたしは逃げられたことがありません。
わたしはもうあきらめて、おとなしくホールドされることにしました。

すると、わたしはあることに気が付いたのです・・・




なんというか、がっちりホールドされるのも良い経験になるというか
抱っこされるのも悪くないというか、けっこう良いというか・・・
まぁ、つまり、抱っこがそんなに嫌いでもなくなったのです。
たまにはおばちゃんの腕の中でぐっすり寝てしまうこともあります。

おばちゃんは、服従心だの上位性だのと何やら抱っこの理屈をこねていましたが
要するにわたしが好きで、わたしを抱っこしたくてたまらないのだと思います。
それが証拠に、抱っこしている時のおばちゃんはとても幸せそうな顔をしています。



****預かりおばちゃんより****

ぬいちゃんは体を押さえつけられることを好まないため
体を拭く時やレインコートを着せる時に難儀しました。
また、おばちゃんを敬うというような気持がずい分足りないようなので
抱っこすることでそれらの改善を試みようと、基本トレーニングと並行して
「暇な時につかまえて抱っこ作戦」を実行しています。

最初は大暴れでした。けっこう痛い目にあいました。

しかし今では、つかまえられる時にちょっと腰を引いて抵抗する素振りをみせるだけで
抱っこされてしまえば、しっぽを振っておばちゃんの顔をペロペロ舐めたり
ちょっと高い位置からの景色をキョロキョロ眺めたり
時には白目になって熟睡することもあります。
膝の上で落ち着いて過ごすことができるようになりました。
体を抑えられることにもだいぶ抵抗感が少なくなってきたような気がします。

しかしおばちゃんを敬う気持ちはちっとも芽生えて来ていないようですけど・・・。




2013年07月05日(金) No.321