ほのぼの日記  [ Perro Dogs Home 預かり日記 ]

ドッグランデビュー:1


 狭小住宅に預けられたばっかりに、身体のデカイ、
イブには窮屈な思いばかりさせてしまっているので・・・
たまには大自然の中で、思い切って遊ばせてあげようと思い、
山梨県の「富士スバルランド・ドギーパーク」に行って参りました。

 イブは、車酔いもしないので、安心なんですが・・・発進時には
若干、落ち着きが無くなり+何故か大合唱も始まります(笑)
スワレ+フセ+マテをかけ続けましたが終始、興奮しっ放しで
落ち着かせるまで、ほんの少し時間が掛かりましたね(;´Д`)=зハァ
 だけど、高速に乗ってしまうと、大人しく仮ママの膝の上で横になり、
そのうちスヤスヤと寝てしまいました。


 ドッグランに到着したのは11時近く。
森に囲まれた広大な敷地の中に、大型犬用・迷路のドッグラン・
小型犬用・アジリティー用・林のドッグラン・森のドッグラン・
多目的ドッグランと大小様々な広場がありました。
冬場なので(多少、雪が残っているので、足場がいいとは言えない状況)
利用者も非常に少なく、のびのびと遊ばせてあげる事が出来ましたヨ。

 また、人間も楽しめるようにと、レンタル犬コーナー・ヤギふれあい広場・
アスレチックフィールド・SL鉄道・ジャンボすべり台などもあり、
大人から子供まで楽しめる施設となっていました。

 
 園内には犬舎もあったのですが・・・気のせいかもしれないけど、
何故か大型犬ばかりがいて、それも特にイングリッシュセッターが
多かったんです。どの子も寂しそうな眼で、尻尾を振る子もいれば、
怯えながらも牙をむき出しにし、吠えかかって来る子もいました。
 もしかしたら、山梨と言う場所柄、狩猟目的で連れて来たけど、
心無い飼い主が彼等を山に放置し、ドキーパークに連れて来られたのでは
ないのかしら?と、つい勘繰ってしまった仮ママ。

   ま・さ・か、そんなコトはないですよね?(;´∂`)ノ ネェ

 また、散歩中の高齢犬と思われる、イングリッシュ・スプリンガー・
スパニエルを見かけたのですが、足腰が弱り、腰には褥創の様な傷も
見られました。一人では立ち上がることも出来ず、飼育員さんに
支えられながら、オトイレを済ませていましたが1歩、前に踏み出す
ことさえ容易でない様子。飼育員さんが「もう少し、頑張って歩こうね」
と声を掛け続けていましたが、2歩ぐらい歩いた所で、股関節をガバッと
開いた上体で、その場にへたり込んで全く、動かなくなってしまいました。
 
 命あるものは、いつか必ず年を取る・・・というコトは、
こういうコトなんだと十分、理解しながらも、とても切なくなる瞬間に
立ち会ってしまいました。
 そして、ふと横を見ると、まだ4歳のイブが尻尾を振って
見つめ返してきます。
 ワイマラナーという犬種の寿命は、10年〜13年と言われるそうですが、
残りの・・・というには、まだ早すぎる年令なんだけど、
この先の犬生は「今までのように、我慢ばかりを強いられる生活ではなく、
何にも縛られず・自由に・のびのびと生活してもらいたい。
そういう環境を叶えるコトが出来る、里親さんの元でないと、
イブをお嫁に出すべきではないんだ」と、強く思いました。

 
        。゜。゜。さて、話を戻し。゜。゜。



 ドッグランに入り、リードを外すと、イブは元気良く走り出し、
仮パパに"遊ぼうよ〜"と、飛びついたりして本当に嬉しそうな様子。
勿論、呼び戻しも完璧でした。




 ボール等の遊び道具を持っていかなかったので、ここは現地調達♪
ある物で遊ばないと・・・と思って、松ぼっくり+枝+棒などを拾ってきて、
「モッテコイ」の遊びをし、イブだけでなく仮親も一緒になって
楽しみました。



2010年01月31日(日) No.203