ドッグヘブン ダイアリー  [ Perro Dogs Home 預かり日記 ]

(35) 未来予想図





お散歩だとわかると全員ドッグゲートに集まりリードを装着して出発。

ジュリアもお散歩大好き。今では4頭足並み揃えて左側を上手に歩く。

道草は食うが右往左往することはなく、誰かのウンチタイムには神妙に待つ。

足拭きもジッとしているし、終わっても声をかけるまで私の横に座ってる。


人も大好き。初対面でも「前世の知り合い?」と思うほど程よく愛想よく

しっぽを振りすり寄る。でもしつこくもない。ここがポイントの高いところ。

最近は工事現場の警備のおじさんと親交を深め、ヘルメットを見ると喜ぶ?


犬も大好き。それもちゃんと相手を瞬時に見極め、小さな怖がりの相手だと

そっとしておくし、神経質そうなワンコだと軽い挨拶だけに留めたり、

大きな相手にはチョイチョイ手を出して遊びに誘ってみたと変幻自在。

なかなか要領の良い子犬ちゃんだ。





環境適応能力に優れている。自分の立場や空気を読める。そしてとにかく

人の言うことをよく聞こうという姿勢が素晴らしい。目を見て「うん、うん

わかったぁ〜」と言っているようにも感じる。

食事もフードボールを前に置き、全員姿勢を正してお座りし、給食のおばさん

に注目。毎回恒例の「おいしくいただきましょう。いただきます!」という

口上が終わり、一頭ずつ「ヨシ」があるまで待つ。ジュリアはちゃんと4番目

まで待てるのだ。ちょっと感動もの。もちろんオヤツの時も…。





この一か月で見違えるほど成長したジュリア。犬は駆け足で年を重ねて行く

のはこの時期の発達ぶりを見れば納得する。

何だかいいことばかり書いてしまったが、これから先体が大きくなったり

自我が目覚めたりで、想定外の変化があるかもしれないし、とんでもない迷犬

になる可能性だってある。

でもジュリアのお母さん譲りの素直で優しい従順な性格は、家族の愛情があれ

ば絶対に色褪せることはないと思う。

ジュリアは信頼を決して裏切らない子だから。。。

2009年04月27日(月) No.52