ほのぼの日記  [ Perro Dogs Home 預かり日記 ]

お花見


 今日は仮パパの、お仕事がお休みだったので
朝からホームセンターへ行き、メイちゃんのシャンプー&
お昼からは、近所の公園でお花見をしてきました(^ω^*)


 メイちゃんを大型シンクに入れ、シャワーを掛け始めた時は
大人しくてイイコだったのが、頭部&お顔が濡れた瞬間に
少し暴れていました(笑)トリミング台(高さ1mぐらい)に乗せ
ドライヤーを掛けてる時も、台から飛び降りようと何度もトライ
していたメイちゃんですが、中吊り状態と恐ろしいコトに
なっちゃうので(皮製リードで首を固定してドライヤーをあてる)
宥めながら、シャンプー&ドライを終えました。
 ホームセンターからの帰り、車中でのメイちゃんは仮ママに
抱っこされ、気持ちよくうたた寝してましたヨ。
 
 仮パパ:「てゆうか、イヤなコトされ疲れ切ってフテ寝?」(´、ゝ`)フッ
 メイちゃん:「・・・・・・そ・・・それは否めないっす」U`I´;Uウッ
 仮ママ:「だってしょうがないじゃん!!獣臭いんだもん!!」(`ω`;)
 メイちゃん:「・・・獣って・・・ヒドイ」U;I;ヽUシクシク



 こうして、いつも以上にビューティフォーになったメイちゃんですが
お昼には子供達が走ると土埃が一気に立ちまくる公園に行って、
お花見してきました(`▽´)>ビシッ



 昼間っからのビールって、どうしてこんなにも美味しいんでしょ♪
と思い・・・ふと、メイちゃんを見ると、仮パパの小脇に抱きかかえられ
穏やかな日差しにウットリ顔をしていました。
 仮パパ:「穏やかな日差しに・・・じゃなくて、からあげとウインナーの
        匂いにウットリしてるだけだろ」(`、ゝ´)ハハ
 メイちゃん:「・・・どんだけ食いしん坊に映ってるのかしら」U;I;Uウッ



 缶ビールを3本空け結構、イイ気分の仮ママ♪
メイちゃんを抱っこし寛いでいると、桜を見に来たであろう一人の
オバチャンから声を掛けられました。
 オバチャン:「まぁ〜随分、大人しいワンちゃんね。
        飼い主さんに、良く懐いてらっしゃる。」
 仮ママ:「ええ。とても大人しい、イイコなんですよ〜。
        でも私は飼い主じゃなくて、この子はセンターから
        引き出された子なんです。で私は、そういう子達の
        一時預かりボランンティアをしてるんです。」
 オバチャン:「えっ!!預かりさん?本物の飼い主さんだと思ったわ。
        実は、うちの子も保健所からもらってきた子
        なんだけど全然、懐いてくれなくて困ってるの」
 仮ママ:「何犬ですか?雄ですか?雌ですか?」
 オバチャン:「うちのは雑種で雄なの。犬も怯えてる感じだし、
        私も・・・正直、なんだか怖くてね」

 なんて話していました。いいご縁があってセンターから引き出し、
第二の人生(犬生)を歩めるはずだったのに、お互いのほんのちょっとした壁
を乗り越えられず苦労している姿を感じ取り、何かアドバイスが出来たらと
思ったけど、そのオバチャンは「じゃ〜失礼します」と立ち去っていきました。
 こういう時に私は、どんな言葉を掛けたら良かったんだろう?
4年間、預かりボランティアをやっていても分からないコトだらけなのに、
偉そうなコトなんて言えないし・・・と正直、躊躇してしまいました。

  でもきっと、そのオバチャンと預かりの私との違いは

           分からなくても

        真っ正面で、全力でぶつかる。

      一緒に過ごす時間は限られているけど

       その中で、め〜いっぱい楽しむ。

         出来ないコトがあっても

             向き合う。

      それぐらいしか思い浮かばなかった・・・。


 また桜の公園で、あのオバチャンに会えたら、次はこう言おうと思う。
「大丈夫です。貴女の気持に、ワンちゃんは気付く時が来るから。
 だから、その日まで、ずっとワンちゃんのコト、大切に思い続けて、
 一緒に何かをする楽しみ・喜びを見つけて下さい。
 こんな気持ちよく晴れた日、こんなにも綺麗な桜を一人で見るのではなく、
 そのワンちゃんと一緒に見たりして、一緒に過ごす時間を増やせば、
 きっと、いつかは強い絆で結ばれると思いますよ」と。      


 
 
2011年04月06日(水) No.271