ほのぼの日記  [ Perro Dogs Home 預かり日記 ]

アンリちゃん。本日、無事に


 正式譲渡が決まりましたと、担当さんから連絡が入りました。

 もぉ〜アンリちゃん。一気にセレブ犬へと大変身しましたヨU^∀^*U


   目と目があっただけで、尻尾を振ってくれるアンリちゃん。

   名前を呼べば「お呼びでしょうか!!仮ママさま!!」と

   急いで、しかも笑顔で走り寄ってくるアンリちゃん。

   ご飯が用意されるまで、直立不動で待つアンリちゃん。

  

   食いしん坊で、ご飯が食べ終わった後なのに「頂戴な」と

   仮パパに甘えるアンリちゃん。

 

   "ハウス"が一人でお留守番することなんだと分かるから

   一生懸命、身体を小さくし仮パパの背中に隠れようとする

   アンリちゃん。

   大好きなお散歩から帰ると「オウチに入る前に脚を拭いて下さいな」と

   自分から前脚を差し出してくるアンリちゃん。



   いつでも・どんな時でも、あの柔らかな表情で

   身体に似合わない、つぶらな瞳の・・・その目尻はデレッと下がって

   それでも真っ直ぐな瞳で、仮親を見つめていてくれました。

   担当さんから聞いた話なのですが・・・

   トライアル1日目・2日目と、仮親がまた迎えに来てくれるんじゃ

   なかろうかと、アンリちゃんはずっと玄関で待っていたそうです。

   その話を聞いた時に正直、きゅんと切なくなったけど

   "セッターがそんなに情が深いものとは、ワタシも初めて知りました"と

   いうお言葉を頂きました・・・。

   でも、一番ビックリしたのは仮親の方です。

   だってアンリちゃんとは1ヶ月ちょっとしか仮親と一緒に

   居なかったから、情とか・・・そんなのは、無いだろうと

   思っていたんですよね。

   だけど、もしかしたら仮親のキモチや想いは、

   ちゃんとアンリちゃんに伝わっていたのかもしれません。

   どんな犬種でもそうだけど、あの子達の真っ直ぐな瞳には

   人間は一切、誤魔化さずに真っ直ぐ答える、

   そんな風に接していれば、どんな子にも想いは伝わるのかも

   しれません。

   アンリ改め、エレンちゃん。どうか・・・どうか幸せになってね。

   あの、優しいママさん・パパさん・おばあちゃまが、

   いつでも傍にいてくれるから、もう寂しい想いはしないから、
  
   安心してね。 

   そして、またどこかで・・・幸せに暮らしているエレンちゃんに

   会えることが出来たらいいなぁ〜と思っています。

2008年11月30日(日) No.56