お泊りWANKO  [ Perro Dogs Home 預かり日記 ]

善吉くん、最後のご挨拶。


横浜市の動物愛護センターからこの家に来た頃・・・



僕は今の半分の大きさしかなかったんだ。
中身の方もまだ赤ちゃんに毛がボーボー生えたくらいなもので、好き放題暴れていたっけ。

でも僕はモリモリ食べて、大きくなった(本当)。
それにバリバリ勉強して(嘘)、立派な大人になった(大嘘)。
そうして僕は今日、犬生の新しい第一歩を踏み出したんだ。

ついに本当の家族ができて、僕にも苗字ができたんだよ。
できたらしいんだけど・・・



僕の生活はまったく変わってないんだ。
きれいなお姉さんが出来たとか、毎日牛肉祭で嬉しい雄叫びが止まらないとか、そういうことは全然ない。
2年前からこっち、まったく変わらない。

そしてどうやら、僕の犬生はこれからも変わらないようなんだ。
僕は預かり宅の子どもになったんだよ。




またいつかどこかで会いましょう。
これまでたくさん、どうもありがとう。
ばいばい。




****預かりおばちゃんより****

善吉をセンターから引き出したのは2014年の夏でした。
顔は今よりずっとあどけなく、行動も子供らしく天真爛漫でした。
しかし体重はすでに20圓鯆兇┐討り、愛らしい天真爛漫は破壊的な暴力と紙一重でした。
それでも明るく人懐っこい善吉にはすぐに本当の家族ができるだろうと考えていましたが、
なんと保護期間は2年を過ぎてしまいました。
ほんの数件だけご応募はあったのですが、飼育条件が合わなかったり、
大型雄犬特有の成長途上の難しい時期と重なってしまったりして、ご縁は結ばれませんでした。
そしてかわいい幼年期を過ぎてからは応募も問い合わせも途絶えてしまいました。

心身共に意外と細やかなところのある善吉は胃腸が弱く、体調を崩しがちです。
皮膚疾患にも悩まされてきました。
預かり宅で観察、試行錯誤してきて、微妙な健康管理法がやっと見えてきたところです。

以上のような理由から、善吉にぴったりのご縁を望む難しさを考え、預かり宅の愛犬として引き取ることにしました。
しかし正直に言えば・・・
預り家族の善吉への愛情が強くなり離れることが辛くなったというのが、一番大きな理由かもしれません。

保護期間の2年間も善吉は先住犬と同じように過ごしてきたので、
正式に我が家の愛犬になったからといって生活は何も変わりません。
これまでの預かり日記にあったような善吉と先住犬とのドタバタ楽しい毎日が続くよう、家族一同努力してまいります。
これまで善吉を温かく見守っていただきまして、本当にどうもありがとうございました。

最後にこの2年間で一番笑った写真を・・・




2016年09月14日(水) No.559