お泊りWANKO  [ Perro Dogs Home 預かり日記 ]

甘えん坊な梅吉


おばちゃんに「梅吉は赤ちゃんみたいなことをするねぇ」って言われることがあるんだよ。




それはおばちゃんを遊びに誘う時のことなんだ。

僕はおばちゃんの手にじゃれついて、アムアムってやるんだけど
本当に赤ちゃんなら、力一杯ガブガブやるでしょう?
僕は違うよ。
痛くないようにそーっとアムアムするんだ。
でも見た目はちょっと派手な感じに、お口をガオ〜って大きく開けるんだけどね。




おばちゃんが手をひっこめたら、僕はもうそれを追うことなんてしないし
だいたいその前に・・・




この家の、年ばっかり無駄に食ってるマザコン兄ちゃんに叱られるんだ。
兄ちゃんが「こら〜!ギャギャギャ〜ン!」って吠えたら、僕はしゅんとしてオスワリするんだよ。



****預かりおばちゃんより****

犬の甘噛みを許していると、その内に本気で噛むようになるという説もありますが
梅吉くんに限っては、そのようなことは絶対にないと言えます。
これまで遊び気分が盛り上がってきても、おばちゃんが痛いと思う程噛んだことは一度もありません。
手に赤い跡がつくようなことも一度もありません。
梅吉くんはなかなか立派な歯を持ち、顎の力もしっかりしていますから
じゃれていても、噛む加減をしっかりコントロールできているということです。

聞き分けの良い梅吉くんですから、おそらく何度かきつく「いけない!」と叱れば、この癖は止むでしょう。
でもおばちゃんは、一緒に遊ぼうよ!とアムアムするようになった梅吉くんの変化が嬉しくて
あえて一度も叱っていません。
しつけとしては間違っているのかもしれませんが。。。


〈お・ま・け〉
以前はちょっと離れた場所でおばちゃんを見ていることが多かったのですが
最近は・・・



すぐ足もとにいることが多くなりました。
しかし、それは先住犬2匹が近くにいない時だけです。

先輩犬に遠慮する礼儀はわきまえている梅吉くんですが
おばちゃんが「どいて」と言っても、全く知らんぷり。

静かな梅吉くんが足もとにいることに気づかず、躓きそうになったこと数回。
「いるならいるって言ってよ〜!」と話しかけ、キョトンとされることも数回。
まだそんなに長い日本語は理解できないようです。




2014年06月25日(水) No.393

夏の準備、完了です!


この↓写真は僕がここの家に来た初めての日、3月5日に撮ったものだよ。
暦の上では春だけれど、まだまだ寒くてストーブがついていたよ。




そしてこれ↓は、つい最近撮ったもの。
「あじさいの花と梅ちゃんが撮りたいのよ〜」と、おばちゃんがずぶ濡れになりながら
「うめ、うめぇ!うんめ〜!!こっち向いてよ」とシャウトしてたけど、僕は知らんぷり〜。





どう?
3月の僕と6月の僕は、まるで別人の、いや別犬のようでしょ?

毛がどんどん、そりゃもうど〜んどん抜けて、僕はさっぱりすっきり夏毛に変身したんだ。

どう?
かっこいい?


****預かりおばちゃんより****

梅吉くんの換毛は5月初旬に脚から始まり、つい最近、顔回りで終わりました。
おばちゃんは柴犬と暮らしたのは初めてですが、想像以上の見事な抜けっぷりに感心し、困惑し、笑っちゃいました。

わが家にはラブラドールがいますが、年2回の換毛はいまいち季節に対応していないし、メリハリなくダラダラと続きます。
また換毛期以外にも、毎日かなり抜けます。

それに比べて柴犬の換毛の清いこと!
さすが和犬、日本の気候にぴったり合っています。
3月に初めて梅吉くんを見た時、「これは抜け毛の始末が大変そうだな」と思いました。
しかし予想に反して抜け毛はほとんどなく、ワシャワシャ撫で、さらにこねくり回しても(!)
毛が舞い散るようなことはなく、毛も、毛の持ち主である(?)梅吉くん同様シーンとしていました。

それがゴールデンウィーク辺り、急に暑いほどの陽気になった頃に突如抜け始めました。
特に初めに抜けた四肢はすごかった!
スリッカーブラシで軽く撫でるだけで、毛の塊がゴソッと落ちました。
それは梳くというより、削るというような手ごたえでした。
無心になって梅吉くんの毛を削る作業は楽しく、なんだか穏やかな気分になれました。

また換毛の途中には、普段とってもまじめな梅吉くんに・・・



ツナガリ眉毛が出現し、家族を大いに笑わせてくれました。
(本犬はいつでもいたってまじめで、そこがまた大笑いでした)

換毛が終了した現在、丸かったお顔はシュッと凛々しくなり、尻尾はチョロリンと少しさみしくなりました。
一番変化したのは、胴体です。
ムックリしてたくましく見えていた体は、ほっそりニョロンとした感じになりました。
それはそれでまたとっても可愛いのです!
あんまり可愛いので、しょっちゅう腰を掴んでしまい、梅吉くんに嫌がられています。


ちなみに梅吉くんはブラッシングが好きではありませんが、抵抗せずにさせてくれます。
しかし隙あらば逃げようとします。


2014年06月16日(月) No.392

梅吉くん、日本語を習得?


僕はだいぶ「言葉」っていうものを理解してきたような気がするよ。

おばちゃんが僕に向かって何やら声を発している時には
僕に何か伝えたいこと、してほしいこと、やめてほしいことがあるんだ。

そして何より、僕の名前は梅吉なんだ!
おばちゃんはいつも僕のことを「うめ」って呼ぶよ。
「うめ♡」とか「うめ!(注目)」とか「うっめ〜(呼び出し)」とか
「うめぇ?!(驚き)」とか「ゔ〜べ〜!(怒)」とかニュアンスはいろいろで
僕はその違いはだいたいわかっているつもり。

それから最近やっとしっかり頭に定着した感じの言葉は・・・



「オスワリ」だよ。
おばちゃんのコマンドで、お外でもオスワリできるようになったんだ。
でもオスワリする必要が全然ないと思う時、座りたくても座れない時(怯えてる時)には
オスワリしないんだよ。だから条件反射とまでは言えないな。

あぁ、それから・・・



コマンドに従った場合の僕のオスワリは一発芸なんだよ。



****預かりおばちゃんより****

振り返ってみて・・・
出会ったばかりの頃の梅吉くんは、人の言葉を理解しようとする気持ちの、そのまた手前、
人が自分に言葉をかけるという事態が理解できないというような状態だったのではないかと思います。
何を言っても表情は変わらず、ただじっとこちらの額の辺りを見つめるばかりでした。
呼ばれても、褒められても、そして叱られても、ただじーっと。

その後、場の状況や雰囲気を読む、こちらの気持ちを読み取るというようなことは
けっこうすぐにするようになりました。
その段階ですでにおばちゃんが困るようなことはほとんどなかったのですが
ごく最近は、言葉を認識しているんだなぁと感じることが多くなりました。

梅吉くんの場合、認識してる=了解して従う、という図式になることはあまりありませんが(汗)
それでも言葉で通じ合えるのは、とっても嬉しいものです。

現在、梅吉くんが自分の名前以外に完全に認識している言葉は・・・
「お散歩」「ご飯」「おやつ」そして先住犬の名前。
↑の並びはおそらく梅吉くんが好きであろうという順番です。
他に「オスワリ」「いけない」「ダメ」「こら」「待ってて(マテではない)」はしっかり認識しています。

おそらく梅吉くんは我が家で起こるだいたいのことを、ほぼ正確に把握しているのではないかと思います。
そして把握したことに対して、かなり適切な反応、または対応を見せてくれます。

和犬らしい奥ゆかしさと、不器用で融通がきかず臆病な面もある梅吉くんを
理解せず、適切な対応ができていないのはおばちゃんの方です。
しかし、それでも気張らずゆったり楽しくお付き合いできるのは
梅吉くんが頑張ってくれているからなのだと思います。

梅吉くんはこう見えて(?)、なかなか大した男なのです。







2014年06月13日(金) No.391

雨でもどんどん!


おばちゃんは「雨はユーツだね〜」なんて言ってるけど
僕はぜんぜん気にしないよ。














ドロドロになったって、ビショビショになったって、ぜんぜん気にしないんだ。
でもお散歩の後に、体もお顔もめったやたらにタオルでゴシゴシやられるのは
ちょっと勘弁してほしいなぁと思うけどね。
でもまぁ、そんな時だって僕はじーっとして耐えるんだよ。
2014年06月08日(日) No.390

だるまさんが転んだ?


僕、前はお姉ちゃん(人間15歳)がリビングにいる間は、ずっとケージに閉じこもっていたんだけど・・・




最近はケージから出て、お姉ちゃんを監視することにしたんだよ。
お姉ちゃんが向こうを見ている隙に、ちょっとずつ・・・




ジリジリと進むんだ。
お姉ちゃんがこっちを見たら、ピタっと動きを止めてそのまま固まっちゃうよ。
おばちゃんは「だるまさん転んだ、をしてるみたいだね」って笑ってる。

お姉ちゃんは僕と仲良くなりたいんだって。だから時々・・・




僕におやつをくれようとするんだけど、手から直接食べるのはちょっとまだ無理かも。
でもポーンと投げてくれれば、もちろん食べるよ。

さらに最近の僕は・・・




お姉ちゃんの横をすり抜けて、お水を飲みに行ったり、おばちゃんのところに行けるようにもなったんだ。
僕、強いんだぜ!



****預かりおばちゃんより****

梅吉くんがわが家に来て早3ヵ月。
徐々に預かり宅の娘にも慣れてきました。
いや、慣れてきたというより、なんだか「怯えるのに飽きた、疲れた」という風に見えます。
娘の方は完全に「気を遣うのに飽きた」ようで、最近は梅吉くんが怯えても、小さく唸っていても、全く気にしていません。

梅吉くんはひたすら逃げ回ることはやめて、娘を見張ることにしたようです。
娘の動きを凝視し、その動きに合わせて押したり退いたり。
時々接近しすぎて、泡を食って逃げていることもあります。
普段ポーカーフェイスの梅吉くんの「ギョッとした顔」はなかなかの見ものですし、
そうして押したり退いたりしている様子は・・・楽しそうに見えなくもありません。
自分で決めた鬼ごっこルールの中で楽しく遊んでいるような。。。

多分、梅吉くんはもう「この人は危ない人ではない」とわかっているはず。
娘に対する攻撃的な気配は皆無ですし、戸外まででも何が何でも逃げ切るというような心配もなくなりましたから
「まぁ、のんびり好きなようにやってくれたまえ」というのがおばちゃんの心境です。
2014年06月03日(火) No.389