お泊りWANKO  [ Perro Dogs Home 預かり日記 ]

春の遠足


お山のお話の続きです。

寒がりのおばちゃんが日当たりの良いベンチでぐうたらしているうちに
毛がみっちりミチミチ詰まっているわたしは、ちょっと暑くなってきました。

わたしは暑くなった時に、どうすればよいのか知っています。

ベンチの下を掘って掘って掘りまくって・・・



ひんやりした土の上に休めばいいのです。



手足やお腹が土だらけになりますが、それもまたいい感じだ思っています。


おばちゃんはわたしの力強く手慣れた掘りっぷりを見て、聞きました。
「ぬいちゃんはホリケンなのね?そうなのね?!」と。


ホリケン・・・かどうかはわかりませんが、掘るのは得意な気がします。
おばちゃん曰く、ホリケンは要注意なのだそうです。
今までおばちゃんは、というよりおばちゃんのお庭の花壇は
ホリケンたちに散々な目にあわされてきたそうです。

わたしはいまのところ花壇を掘ったことはありませんが
暑くなったらあそこを掘るしかないわよねぇ…とは思っています。


あ、おばちゃんが睨んでいます。
でも睨まれても掘っちゃうかもしれません。掘っちゃうと思います。


だって、わたしはホリケンだから。



2013年03月30日(土) No.301

春の遠足


わたしはこの間、おばちゃんとお山に遊びに行きました。



駐車場についてお山が見えた時、わたしは気分がぱ〜〜っとしました。
おばちゃんの先に立って、山道をどんどん進みました。
(でもおばちゃんを力いっぱい引っ張ったりすることはありません)
なんだかワクワクして、しっぽがいつの間にかグルグル回っていました。

草むらに顔を突っ込んでフガフガやったり
足もとでポキっとなる枝に飛びついたりしながら進みました。
時々リードや葉っぱや枝が絡まって、あわわわ〜となりました。


おばちゃんに「ぬいちゃん、盛り上がってるね〜」と言われました。
恥ずかしながら、わたしは確かに大いに盛り上がってしまいました。

そういえば、他に2匹のワンちゃんと一緒だったのですが・・・



わたしは初めにちらっと見てちらっと嗅いだだけで
あとはお山に夢中でしたから、ワンちゃんたちの存在は忘れてしまいました。
わたしは他のワンちゃんにはやっぱり興味がないようです。
(他人事のように言ってみました)

それから、おばちゃんがベンチでお茶を飲んでいる(けっこう長い)間
わたしは楽な姿勢で静かに休んでいました。


時々鼻を高くあげてふんふんさせ、春の気配を楽しんだりもしました。
おばちゃんには「ぬいちゃん、落ち着いてるね〜」と言われました。
わたしはお外でのんびり過ごす楽しみも知ってしまったのです。


ちょっとお話は変わりますが・・・
センターからおばちゃんの家に行く時、わたしは車の中で不安でたまらず
バタバタグルグル動き回るという、いわゆるパニック状態になりました。
だからこの日まで、車は嫌だなぁ・・・と思っていたのですが
今では車がすっかり好きになってしまいました。

毎朝毎夕お散歩に行くとき、玄関を出ると脚がつい車に向かってしまいます。
わたしはまた車に乗って楽しいところに遊びに行きたいと思っています。



2013年03月27日(水) No.300

預かり初日のこと


今日はさかのぼって、この家にきた最初の日のことを書きます。


センターから出る時、わたしは腰の方まである大きな胴輪を付けられました。
わたしはそういうものを付けたことがなかったから困りました。
やめてよ〜!とちょっと暴れてみたりしましたが
それは一応意思表示をしてみたまでであって、すぐにおとなしくしました。

この胴輪には背中に取っ手がついていて
いざ!という時には、おばちゃんはわたしを宙吊りにするつもりだったようです。


前にも言ったように、この家には大きな黒い姉さん(ラブラドール)と
小さくて地味な兄さん(M.シュナウザー)がいるから
初対面でいきなり大ゲンカなんてことにならないように
おばちゃんは背中の取っ手を持ちながら、慎重にわたしたちを会わせました。

姉さんと兄さんはわたしのお尻をひとしきりフガフガ嗅いで
何やら納得したようで、あとは知らんぷりでした。
わたしはその間、じっと静かに立って、嗅ぎやすいようにしていました。
わたしの方は・・・はっきり言って、姉さんにも兄さんにも興味がわきませんでした。
魅力も脅威もまったく感じなかったから、興味がない、そして敵意もないということを
完全なる無関心で伝えました。これはうまく伝わったようです。

こうして姉さん兄さんとの共同生活はあっけない程すんなりはじまり
わたしは宙吊りにされずにすんだのでした。


家についてしばらくしたら、おばちゃんはわたしに座布団をすすめてくれました。
でもわたしは遠慮というものを知っているので、座りませんでした。
しばらくウロウロしていたのですが、やっぱり座りたくなってきたので考えました。
おばちゃんはどこでもいいよと言ったけれど、わたしはどこでもという訳にはいきません。
だから・・


四角の上に座ってみました。
ちょうどわたしの体の大きさにぴったりだし
四角の線が何となくより所になるような気がしたからです。
これは後から聞いたのですが、床下収納のフタなのだそうです。
2,3日はここが気に入って、いつも座っていましたが
今はすすめられた座布団に座っています。
遠慮も過ぎれば失礼になるということも、わたしは知っているのです。

それからおばちゃんは、わたしを何回も白くてペラペラのシーツの上に連れて行きました。
そして「シーシー」と鳴きました。
このおばちゃんは変な声で鳴くのだなぁと驚きました。

わたしの寝床はこのような粗末なシーツなのかと内心暗澹たる気持ちでしたが
そのような気持ちは顔に出さず、今度は素直にペラペラの上に座りました。
するとおばちゃんは「違う!違う〜」と言いました。
そしてまた「シーシー」と鳴きました。
訳がわかりません。

これも後から聞いたのですが、トイレシートというもので
おばちゃんはそこでおしっこをしたらいいと思う!と言っていたようです。

・・・そんなこと、ありえません!
おしっこは空の下でするものと決まっています。
わたしはわたしの信念を貫き
トイレシーツなどというものでおしっこは絶対にしないと心に誓いました。
でも寝床としてのトイレシーツは悪くないとわかり、時々つかっています。

こうしてこの家での初めの日は、わたしにとってはとても大変でしたが
おばちゃんや姉さん兄さんにとっては、非常にすんなりつつがなく過ぎたのです。

わたしはとてもよく頑張ったと思います。
おばちゃんも、ぬいちゃん偉いね!と何度も言ってくれました。

2013年03月25日(月) No.299

初めの2,3日。


この家に来て、10日ほど。
わたしはずっといい子にしています。


わたしはもともと、オスワリ・フセ・オテを知っていました。
この3こは、言われればどこでもちゃんとできます。
大きな声で3回くらい言われてやっと、なんてこともありますけど
『聞く耳』がある場合には、ちゃんとします。
たまに『聞く耳』がどっかにいってしまうことがあるだけです。

家庭ワンコとして、これから身につけなくちゃいけないことは
すでに何もないんじゃない?っておばちゃんは言ってます。
初めの2,3日でだいたいわかっちゃったもんね。とも言ってます。

初めの2,3日はどうだったかと言えば・・・


お家の中には見たことがないもの、嗅いだことがないものがいっぱいありました。
わたしはもちろん、見て、嗅いで、時々噛んで、確かめました。
大したものはありませんでした。
大したものではないのに、おばちゃんは始終わたしについて回り「こら!だめ!」と騒いでいました。

それでわたしは・・・
「はっは〜ん、テーブルやキッチンに手をかけて覗きこんじゃいけないのね」とか
「落ちてるスリッパやぶら下がってるタオルを隅っこに持ってって噛んじゃいけないのね」とわかりました。

わかったので、もうしません。

・・・本当のことを言うと、スリッパは時々します。
ここの家で、スリッパだけは大したものですから。

2013年03月23日(土) No.298

はじめまして♪


はじめまして♪
わたしは「ぬい」といいます。
4歳くらいの女の子です。



今、わたしは変なお家にいます。
なぜこんな家に連れてこられたのか、さっぱりわかりませんが
しばらくはここで「家庭ワンコ」になるための修行をするようです。

ここの家には大きい黒いワンコと小さくてうるさいワンコと
やたらにべたべたしてくる困ったおばちゃんと
たまに気が向くと遊んでくれるおじちゃんと
体は大きいけど子供いみたいなお姉ちゃんがいます。
わたしはお姉ちゃんが一番気に入っています。

さっき、「修行をするようです」と言いましたが
わたしにはもう、新しく覚えなくちゃいけないことはほとんどありません。
なぜならわたしは・・・
とっても良い子だからです♪
だから、いつでもこのお家を出て、
わたしにぴったりの優しくて素敵な家族のもとに行くことができるのです。

これからしばらく、
わたしの修行(?)生活や、日々思うことなどをこの日記に書いていこうと思います。
どうぞよろしくお願いいたします!


2013年03月16日(土) No.297

猪ご卒業、おめでとうございます!!


わたしには本当の家族ができたのよ!
わたしは今、家族の愛情を独り占めして
と〜っても幸せに暮らしているわ♪




もう変なお家で姉ワン兄ワンと闘わなくてもいいから
わたしはとっても静かに落ち着いて暮らしているのよ。
もう猪は卒業だわね。

もしどこかで狸みたいにちょこまか歩くかわいい子を見つけたら
それはきっとわたしだわ。
優しく声をかけてね。
「ハースちゃん!」って。

わたしの新しい名前はハースなのよ。
みなさん、暖かい応援をどうもありがとうございました!

2013年03月05日(火) No.296