お泊りＷＡＮＫＯ

困難な道を選ぶ？

わたしって、あえて困難な道を選んで頑張る子なのよ。

つまり平坦な道よりも、山を登ったり崖を登ったり
薮を進んだりする方が好きなのよ。
ちなみに道っていうのはただの「道」、ロードのことよ。

車が通るアスファルトの道路では真っ直ぐ歩きなさいって
言われるんだけど、公園や野原や山ではだいたい自由に
歩かせてもらえるから、わたしはどんどん登るのよ。

登りと下りはセットなのに、おばちゃんは
わたしにつられてホイホイ登った後にいつも
「これは無理～」ってへっぴり腰になっちゃうの。

2本足って不便ね。

****預かりおばちゃんより***

ちょっと前になりますが、お散歩中の出来事を。

崖の上に張り出しているテラスの上で
ギャンギャン吠えているワンちゃんがいました。
「売られたケンカはきっちり買う」りんごちゃんは即臨戦！
ほぼ直角の崖をダダダっと一気に2メートル以上登ってしまいました。
（おばちゃんが立って腕を上に伸ばした高さですが
テラスはもっと上にあったので、全く届きませんでした）

今までお散歩中は前・後・右・左に気をつけていましたが
りんごちゃんの場合上・下にも注意が必要です。
しかし最近はお散歩にずいぶんと余裕が出てきて
少し上手に歩けるようになってきました。

2010年05月29日（土） No.107

りんごちゃんはえらい子

わたし、おばちゃんにペタ～っとくっついていたいのよ。

それでずっとナデナデしてほしいのよ。
モミモミも気持ちいいから好きなのよね。

もちろんわたしだって、お返しにペロペロするわよ。

ただ並んで座るとか寝るとかじゃ、ちょっと物足りないわ。
いっぱい親密になりたいのよ！
世間じゃそれを「甘えん坊」って言うらしいわね。

わたしが甘えん坊なのって、おかしいかしら？

おばちゃんは家の中と外、それに顔と性格にギャップが
ありすぎるって笑うのよ。
でもね、そのギャップが可愛くて最高なんですって！

***預かりおばちゃんより***

りんごちゃんは「超」甘えん坊です。
最近はおばちゃんが座ると体の大きさを考えず
膝にドーンと乗っかってきます。
そしておばちゃんが寝ると、お腹にドーンと・・・。

りんごちゃんは体中どこを触られても大丈夫です。
耳掃除も歯磨きも何の問題もなく出来ます。
しかし、肛門線絞りだけは例外です。

りんごちゃんは肛門線なんて無関係のような感じがしますが
（大きさといい、顔つきといい、なんとなく。快便ちゃんだし）
実は肛門線が溜まりやすいようで、定期的に絞らないといけません。

初めて絞った時、噛まれる！と思いました。
おばちゃんの脚の間にりんごちゃんを挟んで固定していたのですが
絞った瞬間、体をくるっとねじっておばちゃんの手に歯を「ガッ」と・・・。

でもね、歯は当たりもしませんでした。
反射的に「ガッ」となっただけでした。
りんごちゃんはおばちゃんのことを信用してくれていたんだなぁと
これにはちょっと感動してしまいました。
いやな事をされて、我を忘れて歯を当ててしまうということは
りんごちゃんにはないようです。

今は、おばちゃんがティッシュを持つと逃げます。
それでも捕まえると、寝っ転がって抵抗します。
なかなか大変です。

2010年05月21日（金） No.106

りんごちゃんと犬

わたし、4本足で毛が生えててワンワンって鳴く動物が好きよ。

多分、好きよ。
大体、好きよ。
好きなんだと思うわ。

好きなのかしら・・・？

***預かりおばちゃんより***

先住犬・大（ラブラドール♀）との初対面の時は
よだれをポタポタ垂らし背中の毛をビーンと立てて緊張し
小さく、しかしはっきりと唸っていました。
おそらくとても怖かったのでしょう。
また先住犬・小（Ｍ.シュナ♂）のことは
前脚で押さえ込もうとしていました。
これはおそらく「わたしの方が強いのよ」と
アピールしたかったのだと思います。

家の中でそういう調子でしたので、犬は嫌いなのかな？と
思っていたのですが、どうもそうでもないようなのです。

お散歩中に会うワンちゃんには積極的に、非常に積極的に
近寄っていきます。相手が引いていてもおかまいなしです。
相手が友好的な場合には、ただクンクンするだけです。

しかし攻撃的な相手には瞬時に応戦。
同時に臨戦体勢に入ったように見えますが
実際はりんごちゃんの方がほんのちょっと後です。
「売られたケンカはきっちり買う」という流儀なのでしょう。
ちなみに今まで臨戦体勢になった相手は、すべて和犬ミックスでした。

りんごちゃんには「真っ直ぐ歩く」という課題もあるので
他犬とほとんど交流させずにお散歩していたのですが
先日、体の大きさはちょうどりんごちゃんと同じくらいの
11ヶ月のシェルティーと鉢合わせしました。
幼犬らしい高いテンションで、りんごちゃんに飛びつこうとピョンピョン
跳ねていたので「これはやばいかも？」と一瞬焦ったのですが
りんごちゃんは、軽くかわしつつチョイチョイパンチも繰り出して…
つまり、上手に遊んであげていました！

今まで、犬嫌いの犬、犬好きの犬、臆病な犬、強気な犬など
なんとなく区分して考えていましたが、りんごちゃんは
どれにも当てはまらないような気がします。
でも改めて（？）他の和犬を見てみると、りんごちゃんタイプの
犬もけっこういるような気がしてきました。

結局、りんごちゃんが他の犬とどういう付き合い方を
したいのか、よくわからないままです。
でも先住犬・小を襲うようなことはありませんでしたし
今では先住犬・大とくっついて寝ることも出来るようになりました。
もしかしたら、りんごちゃん自身にも
どうしたいのかわからないのかもしれません。
また観察を続けて、わかったことがありましたらご報告します。

そうそう！もうひとつ。
りんごちゃんは「柴犬」だけには近寄りません。
よく会う柴ちゃんが5頭くらいいますが、いつも無視しています。
理由はさっぱりわかりません。
ちなみに甲斐犬にはグイグイ近寄ります。

りんごちゃんの犬基準が全然わからな～い！
謎の多い女、りんごちゃんはとっても面白くていい子ですよ！

2010年05月17日（月） No.105

りんごちゃんと子供

わたし、お姉ちゃんが大好きなのよ。

お姉ちゃんは11歳で、小学校っていうのが忙しいから
あんまりお家にいないのよ。
でも朝と夕方に「りんちゅあんはかわいいねぇ♪」って
いっぱいナデナデしてギューってしてくれるの。
最初はちょっと目が白黒しちゃったけど
今はギューってされるのがとっても好き！
そのまま2人でゴロゴロしてる時間が最高なのよ。

でもお姉ちゃんくらいの子供がみんな好きってわけじゃないわ。
かといって別に嫌いってわけでもないの。
つまり・・・眼中にないのよ。

***預かりおばちゃんより***
りんごちゃんは老若男女関わらず、家族以外の人間には
ほとんど興味がないようです。
お散歩中、ワンちゃんにはグイグイ近寄っていきますが
飼い主さんには全く興味を示しません。
自分が注目を浴びているとわかっていても知らん顔をしています。
家でのベタベタ甘えん坊りんごちゃんとあまりにも違うので
おばちゃんは心の中で「かっこつけちゃってぇ」とつっこんでいます。

ちなみに・・・
お散歩中は猛烈少女と化してグイグイ進んでいるりんごちゃんに
寄って来て撫でようとした子供は今のところ1人もいません。
仮に来たとしても、りんごちゃんは誰にも興味がなく
また怯える事もないので、おそらく無視するのでしょう。
せっかくりんごちゃんは可愛くていい子なのに、アピール下手で
おばちゃんはもったいないなぁと思っています。

　　　　　　　　☆りんごちゃん語録☆

　　　　　　　　　「なんだぁ～もう」

　　　おじちゃんが先住犬その１を、娘が先住犬その２を
　　　　　抱っこして撫でていた時に出たフレーズです。
　　　　　かなりはっきり「なんだ～もう」と言いました。

2010年05月14日（金） No.104

りんごちゃん、ごめんね。

わたし、そんなに図太い神経の持ち主じゃないのよ。

おばちゃんはわたしが繊細で感受性が豊かな乙女だってことを
ちっともわかってないの。
ほんとに失礼しちゃうわ！
わたしだって寂しかったり悲しかったりするのよ。

***預かりおばちゃんより***

前回、お泊り後のりんごちゃんが普段どおりにケロッとしている
なんて書きましたが、どうやらそうでもなかったようです。

りんごちゃんはとても綺麗好きで自分のテリトリーを
汚すことは決してありませんでした。
つまり排泄の失敗は、わが家に来てから一度もなかったのです。
室内シートで排泄できるようになってもらおうと
何度かわざと外に連れ出さずにいたのですが
りんごちゃんは24時間以上我慢してしまいました。
そんな時は外に出た途端、ダッシュで草むらに向かい
大と小を同時に排泄。限界を超えて我慢していたのでしょう。

そんなりんごちゃんなのに！
お泊りから帰ってきてから、ケージ内で続けて粗相してしまいました。
初めは「暑くなってお水をたくさん飲んだからかな？」と思い
こまめに外に連れ出すようにしたのですが
摂取量や時間は関係ありませんでした。
りんごちゃんなりの訴えだったのでしょう。
「何で置いて行ったの？寂しかったのよ」というところかな？

この2日ほどは元の綺麗好きのりんごちゃんに戻りました。

無神経なおばちゃんは、りんごちゃんの意思表示を
感知できていないことが多いのかもしれません。
でも、りんごちゃんは溜め込む事はあまりせずに
なにかしら行動を起こして知らせてくれます。
これからはもっと早く気がついてあげないといけないと
反省しています。
りんごちゃん、ごめんよ。

2010年05月10日（月） No.103

ちょっとお久しぶり

わたし、連休はアニーちゃんのところにお泊りしてたのよ。

おばちゃんはわたしがお友達とけんかしちゃうんじゃないかって
心配してたみたいだけど、ちゃんと仲良くしたわ。
わたしは最初のご挨拶が上手くできれば、それでもういいの。

わたしのご挨拶っていうのは、相手をひっくり返して
おさえつけるっていう感じなんだけど、
相手がひっくり返ってくれたら、それ以上のことをする気はないわ。

わたし自身もご挨拶する時はとっても緊張するのよ。
無表情を装うんだけど、よだれがポタポタ落ちちゃうから
おばちゃんにはバレバレなの。
もっと友好的なご挨拶ができればいいんでしょうけど
今はまだちょっと無理。血のなせる技ってとこかしら？
わたしもまだまだ勉強しなくちゃね。

アニーちゃんのママには
「とってもいい子。全然手がかからない！」って褒められたわ。
まぁ、その後「でも散歩は引きが強い」って言われたけどね。
アニーちゃんのパパには
「いるかいないかわからないくらい静かだね」って言われたの。
おばちゃんはそれを聞いて「はへ？」って顔をしてたわ。
わたしはおしゃべりする時には、相手と場所をちゃーんと選ぶのよ。

そういう訳で、わたしはまたこの変なお家でおばちゃん相手に
「きょわきょわ」っと元気におしゃべりしてます。

***預かりおばちゃんより***
りんごちゃんは連休中3泊4日で
ペロスタッフさんのお家にお泊りしました。
連れて行って早々、デローンと伸びて熟睡。
その後もよく寝ていたそうです。
ベテランスタッフさんから「りんごは肝っ玉が太い！」と
お墨付きをいただきました。
それが女の子としてどうなのかはわかりませんが
一緒に暮らすパートナー犬としては、大変頼もしく
また余計な気を使わずにすむので、とても付き合いやすいです。
デリケートな犬だと短期の移動でも体調を崩したり
不安からストレスを溜め込んでしまうような事もありますが
りんごちゃんはお泊り後もいたって普通。
お散歩から帰ってきたような気楽さで、さっさと定位置につき熟睡。
その後も淡々と日課をこなし、ケロッとしていました。
あまりにも普通過ぎて、なんだか面白かったです。

ちなみにおばちゃんは・・・
3泊離れていただけで「りんご恋し～」となりました。

2010年05月06日（木） No.102