お泊りWANKO  [ Perro Dogs Home 預かり日記 ]

梅吉くん、日本語を習得?


僕はだいぶ「言葉」っていうものを理解してきたような気がするよ。

おばちゃんが僕に向かって何やら声を発している時には
僕に何か伝えたいこと、してほしいこと、やめてほしいことがあるんだ。

そして何より、僕の名前は梅吉なんだ!
おばちゃんはいつも僕のことを「うめ」って呼ぶよ。
「うめ♡」とか「うめ!(注目)」とか「うっめ〜(呼び出し)」とか
「うめぇ?!(驚き)」とか「ゔ〜べ〜!(怒)」とかニュアンスはいろいろで
僕はその違いはだいたいわかっているつもり。

それから最近やっとしっかり頭に定着した感じの言葉は・・・



「オスワリ」だよ。
おばちゃんのコマンドで、お外でもオスワリできるようになったんだ。
でもオスワリする必要が全然ないと思う時、座りたくても座れない時(怯えてる時)には
オスワリしないんだよ。だから条件反射とまでは言えないな。

あぁ、それから・・・



コマンドに従った場合の僕のオスワリは一発芸なんだよ。



****預かりおばちゃんより****

振り返ってみて・・・
出会ったばかりの頃の梅吉くんは、人の言葉を理解しようとする気持ちの、そのまた手前、
人が自分に言葉をかけるという事態が理解できないというような状態だったのではないかと思います。
何を言っても表情は変わらず、ただじっとこちらの額の辺りを見つめるばかりでした。
呼ばれても、褒められても、そして叱られても、ただじーっと。

その後、場の状況や雰囲気を読む、こちらの気持ちを読み取るというようなことは
けっこうすぐにするようになりました。
その段階ですでにおばちゃんが困るようなことはほとんどなかったのですが
ごく最近は、言葉を認識しているんだなぁと感じることが多くなりました。

梅吉くんの場合、認識してる=了解して従う、という図式になることはあまりありませんが(汗)
それでも言葉で通じ合えるのは、とっても嬉しいものです。

現在、梅吉くんが自分の名前以外に完全に認識している言葉は・・・
「お散歩」「ご飯」「おやつ」そして先住犬の名前。
↑の並びはおそらく梅吉くんが好きであろうという順番です。
他に「オスワリ」「いけない」「ダメ」「こら」「待ってて(マテではない)」はしっかり認識しています。

おそらく梅吉くんは我が家で起こるだいたいのことを、ほぼ正確に把握しているのではないかと思います。
そして把握したことに対して、かなり適切な反応、または対応を見せてくれます。

和犬らしい奥ゆかしさと、不器用で融通がきかず臆病な面もある梅吉くんを
理解せず、適切な対応ができていないのはおばちゃんの方です。
しかし、それでも気張らずゆったり楽しくお付き合いできるのは
梅吉くんが頑張ってくれているからなのだと思います。

梅吉くんはこう見えて(?)、なかなか大した男なのです。







2014年06月13日(金) No.391