お泊りWANKO  [ Perro Dogs Home 預かり日記 ]

陽気なぬいちゃん


わたしはくちびるをペロンとめくって・・・



口の中を触られるのだって平気です。
背中もお腹も爪も、わたしの体中どこでも平気です。

触りたい人触り放題ですが、触り方には気を付けてもらわなくてはいけません。
もし少しでも浮ついた気持ちで、つまり遊びたいような雰囲気を漂わせて
わたしをゴシゴシしたり、ペンペンしたり、コチョコチョしたら
わたしはすぐに楽しくなってしまい、遊びモードに素早く切り替わるからです。



わたしは手よりも口の方が器用なので、歯でお洋服の袖や裾などをガブガブやって
ゴシゴシ・ペンペン・コチョコチョのお返しをします。
わたしは細かいことは気にしないというか、けっこう適当で大雑把な性格なので
袖のつもりが腕のお肉を、裾のつもりが腿のお肉を歯でつまんでしまったりします。
そんな時、おばちゃんは飛びあがって叫んでいますから、かなり痛いのではないかと思います。

わたしは人のお肉をわざと噛んだりは絶対にしません。
その証拠に素肌が出ている部分に歯を当てることはありません。
(甘える時には、口を大きく開けて歯をこすりつけるようなことをしますけど)
あくまでも布地をガブガブしようとしているだけなのです。
しかし大雑把なため、しょっちゅう間違ってしまうだけなのです。

みなさん、わたしを触る時には、しっとり癒されたいのか
激しく遊びたいのか、どちらか決めてからにしてくださいね。
遊びたい場合には、お気に入りのお洋服は着ないでくださいね。

そうそう・・・



わたしは毛をつまんで引っこ抜かれるのだけは苦手です。
わたしは毛量が豊富で、ちょっと前の季節の変わり目には毎日大量に抜けていました。
腿からお尻にかけて、抜けた毛がモシャモシャしているところを
おばちゃんは通りかかるたびに指でつまんで抜いていました。
これは正直、ビックリするし、痛くはないけれどイヤな感じです。
だからわたしはそのたびにバッタンバッタン暴れまわりました。
そんなことをしていると結局楽しくなっちゃうのが、わたしの良いところです。


****預かりおばちゃんより****

とにかく何でも楽しくなってしまうのが
ぬいちゃんの良いところであり、困ったところでもあります。
推定4歳らしい落ち着きと自信と分別も確かに持っているのですが
弾けっぷりは非常に若々しく、時々子供の様にはしゃぎます。
我が家の先住犬ラブラドールも8歳くらいまでそんな調子でした。
「腫れものをさわるように」ではありませんが、気を付けていないと
すぐに遊びモードになるので、遊びたくない時はゆっくりした動きで
刺戟しないようにしています。
遊びたい時には、思いっきり体を使って激しく楽しく遊べます。

ところで・・・、
ぬいちゃんはマイクロチップの挿入と血液検査で1回、ワクチン接種で1回
これまで合計2回だけ動物病院に連れて行きました。
2回目に病院に行った時、先生に「あぁ、あの陽気な子か」と言われました。
チップの挿入と血液検査などほんの5分もあれば終わるのですが、
ぬいちゃんはそのわずかな時間にも陽気っぷりを発揮したのでしょう。
さすが先生、動物のプロ!

ぬいちゃんを一言で表すならば「陽気な子」です。
面白く魅力的な子です。




2013年06月11日(火) No.317