お泊りWANKO  [ Perro Dogs Home 預かり日記 ]

ご食事タイムについて


わたしは1日に2回のご飯が楽しみでしょうがありません。
おばちゃんがご飯の用意をしている間(ドライフードを盛るだけの1分ほど)
わたしはステップを踏みながら、たまに小さくウォフっ♪なんて言いながら
ワクワクドキドキして待っています。

まずはお姉ちゃん(ラブラドール)、次にお兄ちゃん(M.シュナウザー)が食べます。
わたしはお姉ちゃんが「オスワリ!」と言われている横で、オスワリしてみます。
次に、お兄ちゃんが「フセ!」と言われている横でも、フセしてみます。
おばちゃんが間違って、わたしにくれちゃったりしないかなぁとか思って。
今のところ、間違いは起こっていません。

いよいよわたしの番になると、わたしはもうおばちゃんのコマンドなしで
すでにびしっとオスワリをきめています。



初めの2,3日は、ご飯への期待で胸がいっぱいで
おばちゃんのコマンドを聞く耳がなかったりしましたが、今はばっちりです。
オスワリがきちんとできていたら、ご飯の器をわたしの前に置いてもらえます。
そして「マテ!」です。



ご飯をすぐ目の前にして、おばちゃんと見つめ合わなくてはいけないのは
正直に言って、とっても辛いです。
首がだんだん下がって、目が三白眼気味になります。
ヨダレがタラーンと落ちることもあります。
おばちゃんはそんなわたしを見て「偉いね!」と言いながら、笑いをこらえています。
ひどいお話です。

おばちゃんと見つめ合って、20秒くらいしたら「ヨシ!」のコマンドでお食事開始です♪



おばちゃん曰く、わたしは食べ方がお上品なのだそうです。
わたしくらいの大きさの子は、もっとガツガツ食べる子が多いらしいです。
そうはいっても、一度も器から顔を上げることはなく、もぐもぐもぐもぐと
だいたい20秒くらいで食べます。

ここの家では、あんまりのんびりもしていられないのです。



先に食べ終わったお姉ちゃんとお兄ちゃんが覗きに来て
「残すならちょうだい!残せば?」とプレッシャーをかけてくるからです。
お姉ちゃんたちがどんなに器に顔を近づけてきても
わたしはけっして唸ったり鼻にしわを寄せたりはしません。
ただ焦って、もぐもぐもぐもぐするだけです。

もし仮に、お姉ちゃんが無理やりわたしのご飯を奪ったとしたら
わたしは切なく我慢するだけなのではないかなぁと思います。

おばちゃん曰く、わたしは本当に温和な子なのだそうです。

2013年04月24日(水) No.309