お泊りWANKO  [ Perro Dogs Home 預かり日記 ]

悪影響


この間、小っちゃい兄ちゃんと一緒にモッテコイの遊びをやったんだよ。



小っちゃい兄ちゃんは脚がみじかいからね、僕の方が走るのは早いんだ。
だから、最初は僕ばっかりボールをゲットしていたんだよ。



そのうちおばちゃんが「手心」ってやつを加えたらしくて
お兄ちゃんばっかりボールをゲットするようになったんだ。

そうしたら、お兄ちゃんってば・・・



ボールを持ったまま、一人でずっと遊んでるんだよ。



僕、どうやら間違っていたみたいだよ。
ゲットしたボールは・・・



絶対に離しちゃいけないらしい。
この遊びの正しいルールは
「とにかく早いもん勝ちでボールをゲットしたら、すたこら逃げる」
ってことだったらしい。

次からは負けないぞ〜!



****預かりおばちゃんより****

先住犬(小)は犬嫌いなので、預かり犬にはほとんど関知しません。
というか、重度の「ママっ子病」を患っているので、
他の犬も人も関係なし。四六時中ママしか目に入っていません。
くま君も特に犬好きという訳ではないので、嫌がっている兄ちゃんと
強いて交流しようとは思っていないようでした。
(たまにおもちゃ感覚でちょっかいをかけてましたけど)

それが・・・
一緒にお散歩に行くようになってから、
くま君はやたらと兄ちゃんの真似をしたがるようになってしまいました。
この兄ちゃん、すべてのマナーがちっともなっていないので
真似するとロクなことにはならないのです。

まず、人のお腹にぴょんぴょん跳びつくようになってしまいました(涙)。
しかし今のところ、おばちゃんにしかしていないので、まだ良しとして。

次に、玄関で来客と対応していると(宅配便等)吠えるようになってしまいました。
しかし兄ちゃんが散歩などで留守の時には吠えないので、これも良しとして。

他に、ワンコのご飯の用意をしている時、キッチンカウンターに足をかけて
鳴くようになりました。
ワン!とは言いませんが、最大限大きな「キュウ〜」という鼻鳴きです。
ちなみにその時兄ちゃんはぴょんぴょん跳びながらワンワン言ってます(汗)。

モッテコイのルールが変わってしまったりなど、小さな悪影響は多々でています。

あぁ、怖れていたことが現実になってしまった。
しかしお散歩の方は兄ちゃんのおかげで、ずいぶん楽しめるようになってきたんですよ。

どっちが良かったのかなぁ。。。

兄ちゃんは小型犬ですし、ママ以外には興味がないので
ママ以外の人を困らせることはほとんどない(吠えを除いて)ので
悪癖を放置したままなのですが、くま君は前途ある若者ですから
少しずつ矯正していこうと思っています。

そうそう、くま君は走ってきておばちゃんの膝にとび乗ることをしなくなりました。
膝に手をかけて「抱っこしてほしいんだけど」と頼む(?)ようになりました。
これまで、とび乗る度に怒り狂っていた兄ちゃんの思いがやっと通じたようです。







2012年09月14日(金) No.266