お泊りWANKO  [ Perro Dogs Home 預かり日記 ]

くま君の脚、その後。


ちっこい虫、発見!!



ちっこい虫、確保!!!



ちっこい虫、ごっくん♪




僕って、ワイルドだろぅ?





***預かりおばちゃんより***

右後ろ脚の膝蓋骨脱臼の修復手術後、2か月がたちました。
若い(というより幼い)くま君の術後の経過は順調で、
縫合箇所は化膿することなどもなく、すでにほとんど目立たなくなっています。

左脚が正常だとすると、右後ろ脚は膝の辺りの骨が全体に膨らんでいますが、
手術の際に剃った毛が生えそろえば、それも目立たなくなるでしょう。

歩行についても、健常なワンコとほとんど変わらないくらい上手に
4本の脚を使うことができるようになりました。
ただ、よく観察すると室内のフローリングの上を歩く際には
右後ろ脚は若干外側を向いており、床に着く時に足が少し外側に滑ります。
土の上やアスファルトではそのように滑ることはほとんどないので
くま君には滑りやすい所では走ったりしないようにさせています。


そして術後、一番変わったのは・・・性格です!

内気で臆病なところがあるため、保護後なかなか預かり宅になじむことが
できなかったとはいえ、何となく暗いというか落ち込んでいるというか…、
子供らしいはしゃいだ感じや能天気な明るさは見られませんでした。
これは、脚が常に痛かったためだと思われます。

ギプスをしている時期は、やはり少し神経質になっていました。
来客に対して小さく唸るようなこともあったので、
警戒心が悪い様に出てしまったかとちょっと心配したこともあったのですが、
今はもうそんなことはありません。

誰にでもすぐに打ち解けて仲良くなっちゃう!なんてことは全くありませんが
敵意のない人間をひどく怖れたり、むやみに警戒し続けるようなことはなく
彼のペースでゆっくりと距離を縮めて、慣れれば仲良くすることもできます。

預かり宅の家族にはすっかり慣れて、家の中では
子犬らしいはしゃぎ方を見ることができるようになりました。
おもちゃと激しく格闘したり、時々スイッチが入ったように走り回ったり
ソファに飛び乗ったり、先住犬に飛びついたり、とっても楽しそうにしています。
スイッチが入った時には、すぐに窓を開け庭に出すようにしています。
すると砂利を吹っ飛ばしてグルグル走り、
ワッフワッフと変な雄たけびを上げています。
本当に楽しそうです。


しかしお散歩ではまだまだそうはいきません。
以前よりは格段によくなりましたが、それでも車が近づくと固まり、
人の群れ(3人以上)が前方から来ると固まり、工事の音などにも固まっています。
しかし以前のようにパニックになって跳んでひっくり返るなどということは
なくなりましたし、人のいない静かなところでは外の環境を楽しんでいます。

保護前にどのような環境にいたのか?脚は先天的なものだったのか?
どのようなトラウマがあるのか?そういったことはわかりませんが、
くま君がごく一般的な家庭の健康な子犬と同じように、どこでも
楽しく無邪気にふるまえるようになるまであと一息!という感じです。
もうほぼ同じなんですが、あと半息!または1/4息!1/8息!!
とにかくあとほんの少しのような気がします。
急がずゆっくり付き合っていきたいと思っています。

もちろんくま君に付き添ってくれる優しいパパさんママさん大募集中です!

くま君、めちゃくちゃかわいいですよ♪
穏やかで甘えん坊で賢くて、問題行動は全くないです(除:スリッパ破壊)







2012年06月13日(水) No.247