お泊りWANKO  [ Perro Dogs Home 預かり日記 ]

ワンワンワン


あたちは今、遠吠えの練習中なんでちゅ。

パトカーのサイレンなんかにはもちろん遠吠えしまちゅ。
楽器類はとりあえずしときまちゅ。
それにね、怪しい臭いにも遠吠えしとくんでちゅよ。

でも高く長く声を伸ばすのはまだうまく出来まちぇん。
だから今のところは回数でごまかしてまちゅ。
ウォーンウォーンウォーンと連発してやってまちゅ。
あたちの声はとっても大きいから
これでもなかなか様になるんでちゅよ。




***預かりおばちゃんの考えたこと***

ロッタちゃんは「吼えてうるさいから」と放棄されたようです。
それを聞いて、ビクビクしながらロッタちゃんを迎えたのですが
実際は「そうでもないじゃ〜ん、かわいいじゃ〜ん」でした。
ただ、この「そうでもない」は人によって、または住宅事情によって
感じ方は全く違います。わが家は先住犬がかなり吼えるので
それに比べれば「そうでもじないじゃん」ということです。
確かにロッタちゃんはよく声を出します。
スリムな体ですが声はとても大きいです。

ロッタちゃんが思いっきりワンワン吼える時に何を言いたいのかは
素人のおばちゃん(?)にもよくわかります。
ほとんどが「1人にしないで!」「置いていかないで!」です。
これは子犬ですから、そう思うのは当たり前です。
諦めて寝てしまう子や破壊行動に走る子などもいると思いますが
ロッタちゃんは何と言っても『頑張り屋さん』ですから
諦めず、全力投球で要求を主張し続けるわけです。

でも「ロッタちゃんから片時も離れられないの?」と
心配する必要はありません。
ロッタちゃんを迎えてから3日ほどはそんな状態でしたが
子犬とはいえ、だいぶわが家のペースを覚えてくれて
「夜はケージで1人で寝るもの」「たっぷり遊んだ後はゆっくりお昼寝」
という習慣が出来てきました。
ロッタちゃんの眠りにあわせて外出するようにしていたら
(もちろん外出することは気づいています、大きな耳で聞いています)
「おばちゃんは行っちゃっても、きっと帰って来る」ということが
理解できたようです。
ロッタちゃんの様子を見て、いい頃合(?)で外出すれば
吼えなくなりました。最長5時間待っていたこともあります。
しかし、もちろん完全にコントロールできるわけではありません。

でもね、「おばちゃん行かないで〜」なんてかわいいことを
言ってくれるのは、きっとあとほんの少しの間です。
ロッタちゃんはそんなにベタベタの甘えん坊ではないので
成犬になったら、あっさり「どこでも行っちゃって」となるかも。

以上が、「要求吼え」と呼ばれるものです。
じつは「吼え」にはまだ種類があるんですよ。
そしてロッタちゃんは多様な種類をお持ちですよ。
それはまた今度。
2009年09月23日(水) No.61