お泊りWANKO  [ Perro Dogs Home 預かり日記 ]

どんどんお兄さんになってます。


どーもー、善吉で〜す・・・



ここの家のお姉ちゃん(人間16歳)は時々ホーホーとでっかい音をたてるんだ。
ホルンっていう楽器らしい。
そしてこのホルンの音を怖がるワンコはけっこう多いらしい。
ケージに閉じこもっちゃったり、ガタガタ震えたり、おしっこを漏らしちゃうワンコもいたらしいんだ。
でも僕は・・・



ちっとも平気。なんてことないよ。
僕、強い子だからね♪


****預かりおばちゃん****

善吉くんは音に対して恐怖を抱くことはあまりないようです。
昨年の夏、雷がゴロゴロしている時も全く気にせず寝ていました。
しかし善吉くんが怖いものなしの強者かと言えば、そんなことは全くありません。

家の中でいすや扇風機、大きなごみ箱などを移動させていると後退してじりじりと逃げますし
ソファを動かした時には背中を見せてすっとんで逃げました。
「大きな物」に弱いようです。
自分も十分大きいくせに、変な子です。。。


今日のお散歩で善吉くんは初めてスケボー(若者が乗っていた)を間近に見たのですが・・・
かなり遠い位置でスケボーを発見した善吉くんは一気に緊張し、仁王立ち(?)。
おばちゃんが声をかけても無視、ビクとも動かずガン見。
そしてスケボーが近づいてくると・・・
前足を左右にピョンピョンさせ(リードを離したら跳びかかっていたでしょう)
「ニャァオォォォ〜!ニアァァァオォォ!」という猫のような奇声を上げていました。
(スケボーの若者も、通りすがりの人も、実はおばちゃんも、笑っていました)

気の合わない犬と会った時の攻撃的な唸りやファイティングポーズとは全く違い
とにかく「なんじゃそれ?なんなんじゃそれぇっ?」と興奮して、軽くパニックに陥っていた感じです。

しかしスケボーが通り過ぎるとすぐにケロッとして、おばちゃんの顔を見て
「あれなんだったんだろうね?ちょっと楽しかったね」と言わんばかりの
ウキウキしたような様子でした。

・・・善吉くん、ずい分お兄さんになりました。
以前は緊張した後には大暴れしていたのに、最近はめったにそういうことはありません。
「結局何だかわからなかったけど、まぁそういうものも世の中にはあるだろうよ」とか
「嫌なことがあったけど、まぁもう終わったし。過ぎてみればどってことなかったし」とか
何となく飲みこんで消化することが出来るようになりました。



思春期もそろそろおわりなのかなぁと最近よく感じます。

2015年06月29日(月) No.489

No. PASS