お泊りWANKO  [ Perro Dogs Home 預かり日記 ]

ドッグランデビュー


僕、ドッグランに行ったんだよ!
おばちゃんの予想は、隅っこで尻尾を丸めてるんじゃないか?だったんだけど
そんなことあるわけないよ!
僕はまだ若い男の子だよ、つまり・・・
自分で言うのもなんだけど、まぁ、いわゆる遊びたい盛りなんだよ。

だから、遊んでくれそうなアニー姉さんを誘ってみたんだ。



僕、女の子を誘ったのなんて初めてだったけど、うまくいったんだよ!
それで・・・



追いかけっこをして遊んだんだ。
そりゃぁもう、ビュンビュン走ったんだ!

おりゃおりゃぁ!待て〜〜とか言っちゃって。



つかまえちゃうぞ〜〜!とか言っちゃって。



楽しかったなぁ。
めちゃくちゃ楽しかったなぁ。




****預かりおばちゃんより****

9/9の日記に
「ドッグランに10日くらい通わないと走れるようにならないだろう」なんて
書きましたが、全然そんなことはありませんでした。
ドッグラン初回で走りましたよ!

集まった5頭の犬のうち、3頭は小型犬でくま君は中型犬。
残る1頭のラブミックスのアニーちゃんは19キロの中型犬。
くま君はみんなと無難に挨拶できました。
嗅がれる時にはじっと耐え、嗅ぐ時にはほどほどに。
吠えられてもビビリ過ぎず、唸り返すようなこともなく。

今回の他ワンとの交流はこれでおしまいかな?と思っていたら・・・
くま君の方からアニーちゃんを誘って、追いかけっこを始めました。

わが家の狭い庭で走るのとは大違い!
前足で力強く地面を引っ張るようにして、
後足は気持ちよく蹴り上げて伸ばしていました。
とても柔らかくのびやかな、素敵な走り方でしたよ。
(時々、手足バラバラのヒョコヒョコ走りになっていましたけど)

遊び方も、本気になり過ぎず、深追いせず、跳びかかったりせず
初めてとは思えない、なかなか洗練された追いかけっこでした。
ベテラン保護犬教育係のアニー姉さんのおかげです!
くま君が賢かったのは、誘う相手が正しかったということ。
小型犬にちょっかいをかけなかったこと。

くま君は「犬」として本来備わっている良い性質をたくさん持っているようです。
おばちゃんは「経験不足のビビリ君」なんて、ちょっと見くびっていたのかもしれません。
過保護になり過ぎず、もっとくま君の本質と勇気を信じて
任せてみても大丈夫なんだろうと、考えを改めました。

それにしても、おばちゃんはびっくり!そしてすごくすごく嬉しい!!

集まったのはペロドッグズホームのスタッフたちだったのですが
みなさん、くま吉が元気に走る姿を見て、とても喜んでくれました。
2か月ほど前にも同じメンバーで集まったのですが、その時より
「ビビリが治ってる、お顔がおっとりした、積極的になった」と
言ってもらえました。

脚の痛みがなくなり、大手術を無事乗り越え、
本来の優しく穏やかでお茶目で元気なくま君が
現れてきたのではないかと思います。
そしてこれからは前進あるのみ!

今後がますます楽しみなくま吉さんです。
2012年09月19日(水) No.268

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