お泊りWANKO
[ Perro Dogs Home 預かり日記 ]
和犬くま吉!
オテ!って言われても・・・・
なんのことだかさっぱり???
****預かりおばちゃんより****
くま君にはオスワリ以外のコマンドは何にも教えていません。
おばちゃんの怠慢もありますが、怠慢が許されるのがくま君っていうか
コマンドを教えたり服従訓練をする必要性を全く感じさせないのがくま君っていうか
オスワリくらいができていれば、困ることは何もないのがくま君なのです。
まだ子供ですから多少のいたずらはありますが、
最近は物事の良し悪しの区別がだいぶついてきて、
「おもちゃで遊ぶ」のと「靴で遊ぶ」ことの違いはしっかりわかっているようです。
ただ、たま〜に靴の魅力に打ち勝てない時もありますが。
最近おトイレはお庭でするのですが、おしっこが出たい時には
窓の方に行ったり、おばちゃんのところに来たりを繰り返して
知らせてくれるようになりました。
たまに、ただ遊びたくて外に出せ!という時もありますが。
くま君がわが家に来て5か月。
お世話係のおばちゃんとくま君の間では
意思疎通がとてもスムーズに行くようになりました。
「ゴミ箱?顔つっこんじゃダメよぉ」とか
「新聞とりに行くだけだから心配しないで」とか
もちろんくま君に日本語では通じていなくても
だいたいの感じは理解してくれているような気がします。
もちろん意思が疎通しても、意見が合わないこともあります。
例えば「お散歩に行こう!」「行きたくない」とか
「おやつ食べたいな♪」「今はだめ」とか。
そういう時にくま君はあっさり降参したり諦めてくれるので、とても助かります。
うまく言えないのですが・・・
このように意思疎通が図れることは、くま君の和犬らしい魅力だと思うのです。
長く日本で一緒に暮らしてきた犬と人との関係の積み重ね、と言ったら大げさですが、
コマンドとか、服従訓練とか、そういう概念をすっ飛ばして
「君がそう言うなら、それでいいよ」とか「君が嫌なら、やめようか」というような
無言の対話ができているような気がするのです。
この場合の「君」は一方的に人間だけが当てはまるのではなく
犬の側に立って人間が理解して合わせてあげることも大切でしょう。
そうしてお互いに尊重しつつ、しかし圧倒的に犬が譲歩して
うまいこと暮らしてきたんじゃないのかなぁ。。。なんて
中型和犬の魅力にどっぷりはまっているおばちゃんは思うのです。
とはいっても、今まで和犬らしい和犬は2匹しか知りませんが
最近お兄さんらしくなってきたくま君とやり取りしていると
ふとした時に以前に預かった和犬の女の子と気持ちを交わしていた感じを思い出すのです。
わが家の先住犬イギリスのラブラドール、ドイツのシュナウザーとも
心を通わせているなぁという深い実感はありますが、
くま君とはまたちょっと違った感じなんですよねぇ。
うまいこと言えないのがもどかしい。。。
真実を知りたい方は、ぜひくま君の家族に立候補してくださいね♪
勘違いだったらごめんなさいね。
2012年08月02日(木)
No.256
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