お泊りWANKO  [ Perro Dogs Home 預かり日記 ]

悟りました、「諭し」が有効なのです。


こほん、あぁ〜あー。

しばらくおしゃべりしてなかったけど
わたしの喉はまったく衰えてなかったわ。

最近またおばちゃん相手にちょっとおしゃべりしてるの。
まぁ、おしゃべりっていうか具体的には・・・
「ケージから出せぇ!出してったら出して!出してみれば?」っていう
文句で、それにおしゃべりっていうよりシャウトっぽいかも?

でもわたしはしつこいタイプじゃないから、おばちゃんが見てる時だけ
ほんの1分くらいしかシャウトしないわよ。
あとは寝ちゃうの。
寝る分にはどこでも一緒っちゃぁ、一緒だしね。




****預かりおばちゃんより****

最近は寒くなってきたので1日中ほとんどフリーにして
座布団やソファなど好きな所で過ごせるようにしています。
(ケージ内にお布団を敷くとたいてい噛み千切るので・・・)
いたずらや先住犬とのトラブルも全くないので安心ですが
今後どのような生活にも対応できるようにと
ご飯はケージの中で食べさせ、その後しばらくは
そのままケージにいてもらいます。
すると久しぶりに「りんご節」が出ました!

あうぇんうぇんえ〜〜〜ん、あおぉう、うぅ?いやぁ〜ん・・・あふっ!

おばちゃんの顔を見据えて切なく訴えます。
時々前脚でケージを引っ掻くようなそぶりもします。

しかし、この間おばちゃんはついにわかったのです!
こんな時のりんごちゃんに対してどういう行動をとればいいのかが。

ズバリ「諭す」のです。
大きな音をたてて驚かせたり、叱ったり、無視するよりも
「今の状況がりんごにとってどんな不都合がありますか?
お散歩は行きました、ご飯も食べました、あとは寝るだけです。
おばちゃんも先住犬もみんな近くにいます。
誰も楽しいことをしている訳ではないでしょう?
そこでは寝ることにどんな問題がありますか?え?ないでしょう?」と
淡々と、あるいはネチネチと言い聞かせると、しばらくは応えるように
小さな声でアオアオンなどと言っていますが、そのうち首を傾げて聞き入り
すぐに伏せて寝てしまいます。
おそらく「訳ワカラン。こんな変なおばちゃんに何を言っても無駄ね」と
諦めるのでしょう。
やった!!勝った!!

2010年10月19日(火) No.143

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