cafe MOCHA  [ Perro Dogs Home 預かり日記 ]

病めるときも。。


カイのプロフィールに
目の濁りについて
『角膜に傷があり白くなっているところがありますが、
獣医師によれば視力等の問題はない』
と記しました。
これは、センターでの見解で
パピテインという目薬を4週間処方されましたが
改善は見られませんでした。

犬の目の傷は受傷後、早期に治療しないと
濁りが残ってしまうよう。
特に構造上、目が出ている犬種(カイもはいっているであろうチワワ等)は
傷つきやすいようです。

Perroでも時々そういったワンコをお預かりします。
カイもそんな一頭かと思いましたが
今一度、いつも会でお世話になっている先生に
診て頂きました。
カイの目は、傷だけでなく(傷が原因であるのか不明ですが)
緑内障も併発している可能性がある。
ほっておくと眼球聾(義眼の状態)となるかもしれない。
現時点でも多少なりとも視力に影響は及ぼしているだろうとの診断でした。

現在、4種類の目薬で様子見中です。
改善出来る部分があれば良くなって欲しいし
改善は見込めなくても現状維持のため
ずっと目薬治療を続ける必要があるかもしれません。
もしかしたら
治療を続けても失明してしまうかもしれません。

犬は元々弱視といわれています。
嗅覚などが発達しているので
ヒトほど視力に頼ってはいないそうで
失明しても大きく影響はないようですが
それでも健常な視力であるより
不自由さ、生活面での配慮は必要になるでしょう。
若いカイですから
可能であればそうならないようにしてあげたいし
そのためにほ
一生治療を続けることになるかもしれません。
目薬の手間だけでなく
その分費用もかかります。



手のかからない愛らしいカイですが
目のこともまるごと受け止めてくださる方を
お待ちしています。



2012年08月02日(木) No.112

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