預かりワンコと わん・ツー・ステップ♪  [ Perro Dogs Home 預かり日記 ]

ピッピ坊ちゃまと我らの道


ピッピ坊ちゃまは、基本的には人が大好きで、
お散歩で合う初対面の人にも、とても人なつこいです。

でも、パピヨンにはよくあるらしい繊細さと神経質さを持っていて、
おそらく、それらを理解してもらえない人たちに飼われていたのでしょう、
いろいろなことがトラウマとなって、幼少期から身についてしまっているものと思われます。

複数のスタッフの力添えでセンターより出され、
いまは我家に滞在中な訳ですが、
我家に来る前の様子などを聞くと、なんとなくですが、パターンがあるような……。

そのパターンとは……

なんだか人間どうしの関係にも似ているようにも思えて、興味深いです。f(^_^;)



1,フォーリンラブ、もしくは新婚さん期

ピッピ 「わぁい、はじめまして!ぼくピッピです!よろしく!
     やさしい人、大好き大好き!!」スリスリ

人間 「わぁ〜キレイなパピヨンくん!
     しかも人なつこい!かわいい〜!!大好き大好き!」ナデナデ


2,第一ショック期

足拭き、クチ拭き、お尻拭き、目薬などで

ピッピ 「いやだ!こわい!やめて!!」くわ〜〜っ!!ガブ!ダダダっ(ハウスに逃げ込む)

人間 「うわっ!!なにも痛くした訳じゃないのに、歯をむいた、噛まれた…!!」


3,反抗期・積み木くずし期

人間 「こらっ!ご主人様はこちらだ!歯をむくな!パパママの言うことをききなさい!!」

ピッピ 半狂乱、プチパニックになって抵抗、ハウスに逃げる


4,夢破れ、「こんなヒトだと思わなかった……」「アバタはやはりアバタだった…」期

人間 「こんなにガウガウしちゃうんじゃ、どうやってお手入れしたらいいんだよ……
    仕方ない、口輪でも使うか?」

ピッピ「こわいよう、いやだよう〜〜こんなヒトたちだと思わなかったよぅ…… 
    でもゴハンは好き、食べるもん」(ゴハンと散歩以外はほとんどハウスで過ごす)


5,歩み寄り、邂逅期(?) <我家は今このへん

人間 餌やオヤツを見せながら、目薬をこなせるように。
    「くわーっ」と歯を見せたら、「ん?そういうことして良いんだっけ?」と言い聞かせて、かわせることが増える。
    それでも歯をむいたら、しばらく無視、ハウスまたは玄関に放置で対処。

ピッピ 「目薬イヤだけど…ゴハンがもらえるから、ガマンしなきゃ…」
    「足拭かれるのイヤ… あ、でも、ガマンしなきゃいけないんだよね… でもイヤ……」


というわけで、一筋縄ではいかない坊ちゃまですが、
このさき我々との関係がどんな風に進んでいくのか、楽しみです♪






2010年01月15日(金) No.69