塞翁が犬
[ Perro Dogs Home 預かり日記 ]
久しぶり
バズがセンターを卒業して四ヶ月が過ぎました。
これは夏の頃 先住姉さんと仮パパとママで散歩でうちに寄ってくれた時のお気にいりの写真です。
7月の末にバズをセンターから出してそのままトリミングのお姉さんに預けました。
引き取りに行くと「すごくいい子ですよ 吠えないし」
「ほんとよね 車の中でも大人しかったし」そんな会話を交わして抱っこしてクレートに移しかえて帰りました。
その晩うちでホエホエだったのかどうだったのかは、その後の怒涛の出来事が始ってもう忘れてしまいました・・
翌早朝にサークルの中のトイレシートに上手にシッコをしてくれたので「まぁ いい子だね〜」と首のところをナデナデしていたら「ううぅ〜 ガブッ」と右の親指を咬みました。
爪に歯が入りバズが親指にぶら下がってしまいました。
傷は痛いし、昨日はあんなに大人しかったのに、とおばさんの少ない脳ミソはこの瞬間液化現象になってバズに関してのことは流れ出たように感じました。
その晩からは確実に吠えが始まりました。
とにかく吠えだしたら20分は吠え続けて、大概それを2クール続けます。
サッカーの試合のようです。
吠えと食事のドライフードを食べない、散歩で歩かないなど、バズに圧倒され続けました。
一週間後に預かり家に移動予定です。
クドクドと事情を話して、くれぐれも無理をしないようにと引き渡しました。
預かり家とうちは近いのでその後の様子はリアルタイムで知ることが出来ます。
預かり家に移動してからのことはおばさんにとっては感動ものでした。
預かり家の先住ワイヤーダックスの姉さんががっちりバズの上に乗り押さえつけてくてたのです。
『犬の事は犬に任せろ』 そのこと以外なにものでもありませんでした。
その後 すばらしく良い子というわけにはいかないようですが、仮パパとママと姉さんの指導で変身中です。
この子はそれまでの生活で吠えと歯を武器に自分の要求を通してきたと思われます。
確かにあれだけ吠え続けられると、根負けしそうになります。
口が出るのも咬まれたことで、私が恐れと負けのオーラを出したのをキャッチしてその後の態度になったのかもしれません。
最初に私が咬ませないように注意すればよかったと反省しました。
9月に10日ほどうちに滞在しました。
この子は「井の中の蛙大海を知らず」のただの世間知らずの坊っちゃん犬だったようです。
大海では我慢しなくちゃならないことも多いけど、そのぶん楽しいこと美味しいことがたくさんあることを知ってくれれば良きパートナーになれると思いました。
バズ 頑張ろう!
2013年12月01日(日)
No.139
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