塞翁が犬  [ Perro Dogs Home 預かり日記 ]

バズはバズのままで




ついにバズが家族に迎えられました。

ドラマのように運命的な赤い糸がバズのもとへ伸びてきたのです。

新しい家ではおおらかにやさしく見守っていただけるようです。

ありがとうございます。




バズと接した一年四ヶ月、そして最後の一ヶ月半は一緒に暮らしました。

バズはよく自分の都合でごろんとしてお腹を見せていました。

服従しているんじゃなく打算だよね。

そういうおばさんも下心おおいにありでした。

新しい家に行ったら「いい子」って言ってもらいたい。

だからどんな家庭に行っても大丈夫のように平均値を押しつけていました。

それがバズには通用しないと気づき、そしてものすごく大事なことを改めて気づかせてくれました。

日常のルールを教える前に信頼関係を築かなければ覚えてくれないという事です。

いろはのい、一たす一はいくつ。

それくらい初歩的なことだったのに、いつの間にか犬に対して上から目線になっていたのです。

おばさんの預かり生活で断トツで記憶に残る子です。

名前はバズのままです。

前の仮ママが映画のトイストーリーのバズライトイヤーからつけてくれました。

バズへ いっぱいのありがとうをありがとう!
2014年11月30日(日) No.158

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