塞翁が犬  [ Perro Dogs Home 預かり日記 ]

ひとつだけ


まだ年号が昭和の頃

頼みもしないのに「ちょっとアンタ この人どう ○△会社に勤めていて、次男だから親と同居しなくていいのよ 条件いいでしょう〜 見合いしてみない」

こういうおばさん身近に必ず居ましたよね〜
現在自分がしている犬の活動も似たようなことですが

アイルの預かりおばさんの友人がその手に誘われてお見合いしました
先方の男性も似たような義理だったのでしょう

彼が「僕はその人に三つ嫌なことを見つけた場合は先に進めない」というような事を言ったそうだ

「あら では嫌な事が三つあったけど好きな事が五つあった時は、お返事はどうするんですか?」と切り替えしたそうだ



おばさんがアイルに直してもらいたい事は一つだけです
それはご飯クレクレ独唱です

夕方フロ場で足を洗って、ブラッシングもして、もちろん歯磨きもして、小さなオヤツに誘われて自分からケージに入る健気なアイルです

ここまではメチャ優等生 
そのあと おばさんがケージに背を向けてお勝手に行くと始まります

「おばさんご飯まだ?ご飯だぁご飯だぁ ゴハン〜〜〜〜ダ 早くクレクレゴーハーン〜〜〜 今日もいつもと同じゴーハーン〜〜〜ダ」
と複式呼吸よろしく声の限りに歌いだします

もう少し小さな声でと言ってもなかなか聞いてくれませんでしたが、最近は無駄に歌わなくてもご飯は出てくるんだ とわかってきたようですが、まだそのバリトン級の歌声を披露しています




アイルがうちに来てまだ一ヶ月 一ヶ月でこのホエホエはずいぶん改善されました
彼は本当に訓練性の高い性格で、オヤツ大好きの性格を上手にリードしていけば楽しいパートーナーになると思います

2009年08月19日(水) No.38

No. PASS