わんこ預り日記  [ Perro Dogs Home 預かり日記 ]

perroでバイト


光(こう)ちゃんの話では、ないのですが。
ちょっと聞いて下さいますこと、奥様。

私の父親は、犬の預かりボランティアについて、全く理解してくれません。

血統書付きの純血種の捨て犬、という存在が、どうしても理解できないらしい。

犬を飼いたきゃ、雑種を拾うか貰うかする。
お金を出して犬を買うのは、ブルジョワジーのする事。
そういう時代の人だからねぇ。

預かり犬が来る度に、こんな会話をします。

父 「これは、何という犬だね?」
私 「チワワ」
父 「幾らくらいするもんかね?」
私 「10万から30万、てとこかな」
父 「そんなにするのかね?」
私 「そんなにするんだよ」
父 「これは、幾らで売れるのかね?」
私 「売り物じゃないよ。
   只で譲渡するんだよ」
父 「どうして只になるんだね?」
私 「捨てられたから」
父 「そんな高価なものを、どうして捨てるのかね?」

知らないよー。
捨てた人に聞いてくれ。

もうね、壊れたレコードのように。
毎回毎回、同じ会話を繰り返します。
もうウンザリー。

光ちゃんはMIXなので、今回はウザい会話しないで済みました。

娘は、ペロというペットショップで、犬を預かるバイトをしている。
父親の脳内では、そういう設定になってます。
なんじゃそりゃ。

そんでもって、こんな会話が、たまにあります。
父は戸の開け閉めを、のんびりゆったりたっぷり時間かけてします。

私 「きゃー。
   犬が出ると大変だから、閉めて。
   早くしめてー」
父 「おお、そうだな。
   逃がすと大変だ。
   何十万円も弁償しなきゃならないもんな」

ちーがーうー。
けど、勘違いで気を付けるなら、まあいいや。

てか、初めてperroの人が家に来て、預かりの説明した時。
同席してたんですけどね。
犬に全神経が行っちゃって、聞いちゃいなかった模様。
2009年10月09日(金) No.46