俺 流  [ Perro Dogs Home 預かり日記 ]

検閲




ユーリは小さい子どもも大好きだ。
とはいえ、私のような不審な中年男性が、子どもに用もなしに近づくのははばかられるし(幼児に用ってあるのか?)、当然、犬嫌いの親御さんもいらっしゃるので、ユーリはこうして距離を保ち、シッポを千切れるほど振り、体をくねらせ、出会いを切望しながら見学しているわけだ。

このところ、ユーリの屋外での写真ばかり使われているので、どうして屋内の写真はないのか、いったい家の中ではどう暮らしているのだろうかとお考えになった方も(1人ぐらいは)いらっしゃるかもしれない。
禁じられたのである。家内に。
11月19日に、荒廃したわが家の写真を掲載したところ、「どうしてこんな写真を載せるのよォ」と家内が憤慨した。
それ以来、室内で撮った写真はなるべく検閲を受けて、許可をえるようにしている。
次のような微妙に偽ハイソ感のただよう写真は掲載許可がおりる。というより、掲載は推奨される傾向にある。



だが、下のような写真を無許可で掲載するとなると、危険を冒す覚悟が必要である。
事実の報道は、ときとして勇気が必要とされるわけだな。


▲室内での格闘写真は山ほどあるが、背景が写りすぎている。お見せすることができないのがじつに残念である。

さて、ユーリの数少ない欠点(コリー本来の性質だから欠点とはいえず、家庭犬として都市部で暮らす場合の「不都合」と呼ぶほうが正しいだろう)として、吠えやすい点があげられる。
次回はそれについて書くつもりだ。
2010年12月18日(土) No.94